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サテライトオフィス進出企業様インタビュー|シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社様

  • 2021/11/9

シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社様は、治験・臨床研究支援業務やヘルスケア情報サービスを通じ、「くすりの一生から、ひとの一生まで」の寄与を目指されています。

この度あわえの主催するマッチングイベントにご参加いただき、なんと6ヶ月という速さでのサテライトオフィス進出となりました。その背景や、今後の展望などを代表取締役社長 三嶽 様、ビジネスデベロップメント本部 吉村 様にお伺いしてきました。
地方進出を検討している企業のみなさま、ぜひ参考にしてみてください。
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サテライトオフィスの検討背景

あわえ:「どのような理由で、地方へのサテライトオフィスをご検討されていたのですか?」

三嶽社長:「私たちは全国の主要都市に拠点を設けておりますが、さらなる事業展開のために、常に成長性のある地域を探しております。公式なデータやある程度の地域特性は把握していますが、実際に現地へ行ってみたり、そこに住んでいる人に話を聞いてみたりしないと、本当の情報は掴めないと考えています。例えば、自分が知らない土地に家を建てる時、ネットの情報や既知の情報だけで決定するのは難しいですよね。住んでみたらこんなスポットがあるよとか、実はこんなメリットがあるよとか、その土地の人しかわからないことがある。行かなくてもわかる情報で、とにかく来てください、というPRもまだまだ多いですから、なかなか決め手に欠けていました。」

あわえ:「なるほど。たしかに自治体によっては、観光PRで終わってしまうところもありますね。」

三嶽社長:「そう。単純にこんな農作物があります、特産品はこれですってアピールされても、それは魅力的であるけれど、ビジネスとして企業がどう関わればいいかわからない。その点、マッチングイベントの参加自治体は、どのような地域課題に取り組もうとしているのか、何で困っているのかというのが伝わります。だからこそ、その地域でこういうことできないかなって発想がこちら側にも生まれます。」

 

シミックヘルスケア・インスティテュート(株)三嶽社長様

 

マッチングイベントに参加してみて

あわえ:「実際に、今回進出が決定した和歌山市との出会いになったマッチングイベントに参加してみていかがでしたか。」

三嶽社長:「私、全国の県庁所在地は全部行ったことあるんですよ。」

あわえ:「47都道府県、全部ですか?!」

三嶽社長:「ええ、前はだいたい毎年地球2周くらいしてましたから。」

あわえ:「あわえメンバーも負けていられませんね!(笑」

三嶽社長:「なのでだいたい表面的なことは知っているんですけど、マッチングイベントでは、この地域でそんな取り組みがあるんだ、こんなポリシーを持っているんだ、だったらうちはこういう事業展開できるな、という気づきを得られましたね。和歌山県、和歌山市との商談では、実際に話したからこそ、和歌山県立医科大学に薬学部が新設されることを知り、医療系の学校が充実しているし、市場としても大きいので、非常に私たちのビジネスにとっていい環境だなと実感が持てました。また、自治体の目指すまちづくりにも共感できましたし。」

あわえ:「なるほど。表面的だった地域理解から、マッチングイベントをきっかけに一歩踏み込むことができたので、その地域が事業展開のフィールドとして具現化されたのですね。」

吉村様:「和歌山県は縦長で、南にある新宮市から和歌山市に行くまで、特急を使っても5時間かかるそうです。」

あわえ:「5時間ですか!」

吉村様:「そんな地域ってなかなかないですよね。でも、そういうお話を聞けたからこそ、私たちからすると遠隔医療を提供できるビジネスチャンスになるかもしれないという発想が生まれます。ビジネスチャンスのヒントを得られました。」

三嶽社長:「極端な話、一次産業しかない、それでもいいんです。でも、これからまちづくりを変えていきますっていうポリシーがあれば、何に一緒に取り組もうかって考えていけるんです。」

吉村様:「医療分野に限らず、例えば、特産品の付加価値を上げるために健康食にしたいとか、何か具体的な方向性があれば、一緒に考えることができますよね。」

あわえ:「なるほど。自治体の話す困りごとや取り組みが、企業側にとっては事業のヒントになっているのですね。」

吉村様:「あとはとにかく参加される自治体の方が、一生懸命話しているのが非常に好感を持てます。人前でプレゼンするとかパソコン操作とか慣れていない、当日多少のトラブルもある、それでも懸命に伝えようとしているのがすごく伝わってきます。あまりにもきれいにそつなくこなされたら、10自治体も通しで見ていられなかったと思います。最後まで何が起こるか分からないので(笑、ずっと釘付けでした。あわえと自治体との常日頃のお付き合いやコミュニケーションから生まれる良さなんだろうなと思います。」

 

シミックヘルスケア・インスティテュート(株)吉村様

 

半年でのスピード進出

あわえ:「2021年2月のマッチングイベントで和歌山市と出会われて、同年8月にオフィスも構えたサテライトオフィス進出はかなりのスピードだと思いますが、成功要因をズバリ教えてください。」

三嶽社長:「自治体のアクションが早かったですね。イベント後にすぐ個別に話す機会を用意していただいて、こちらがやりたいこと、先方の実現したいことが次々出てきて話が膨らみました。この掛け合いがスムーズにいったというのは非常に重要でしたね。じゃあまた1ヶ月後に相談しましょうっていうスピード感では、なかなかすぐの進出は難しかったと思います。私たちはどこの地域で事業展開ができるかを、常に考えていますので、マッチングできればすぐ動きます。あとはやはり和歌山県、和歌山市さんの熱意でしょうね。積極的に企業誘致したいのだな、というのが見てとれました。実際に補助金の調整も、かなり柔軟に対応いただきました。」

あわえ:「貴社が常に全国を見据えた事業展開を意識されていることと、自治体側の熱意ゆえのクイックアクションがスピード進出につながったのですね。」

吉村様:「そうですね、進出後も自治体がぜひその熱意を継続していただき、伴走してくれる存在であったらありがたいですね。もちろんなくとも、進出した限り事業展開は続けていくんですが。伴走してくれる存在であったら企業にとってはありがたいなぁと思いますね。」

 

今後の和歌山市サテライトオフィスの取り組み

和歌山城をのぞむ同社のサテライトオフィス「和歌山ステーション」

あわえ:「今後の和歌山市のサテライトオフィスの取り組みについて、お聞かせいただけますか。」

三嶽社長:「新設した和歌山市のサテライトオフィスでは、直近はやはり人の採用ですね。当面は医療機関の支援が主な業務になりますので、まずは治験コーディネーターの採用に取り組んでいます。」

あわえ:「治験コーディネーターというと、医療関連の経験がないとやはり難しいのでしょうね・・・。」

三嶽社長:「いや、未経験でも医療に興味があって志があれば大歓迎です。医療現場にアレルギーさえなければ。」

あわえ:「それは応募者からすると、ありがたいですね!」

三嶽社長:「ただ、薬の研究に携わるわけですから、それなりに興味を持っていただくことと長期の仮説検証の繰り返しになりますので、覚悟は必要ですね。」

あわえ:「なるほど。それで興味と志、なのですね。ありがとうございます。」

 

三嶽社長:「それから治験・臨床研修支援を通じて和歌山の医療機関支援を推進していきます。また今後は高齢化・少子化が進んで医療の担い手も少なくなっていくでしょうから、自分の健康を自分で管理していくためのソリューションを展開していきたいですね。電子のお薬手帳や、自分の健康を自分で守るためのデータを活用してもらうとかですね。」

あわえ:「なるほどですね。それでは和歌山に限らず、今後の地方での事業展望について、お聞かせいただけますか。」

三嶽社長:「私たちは医療を中心に発展してきたからこそ、医療を中心にしたまちづくりや、人の健康を考えるビジネスモデルをつくって、地域と共存・共栄できるようにしていきたいですね。今は東京や大阪などの都市部が中心なっていますが、新しいビジネスを考える際に、都市部にあるネットワークを活用して地域とつないで、何ができるかを考えています。そのひとつが遠隔診療です。どんな症状で、どのような判断で医師がどんな薬を処方して、患者がどのような食事をとったかなど情報が集約されて、遠隔でも治療サポートができるモデルをつくれたらいいなと思います。」

あわえ:「まちづくり、地域振興をしようとしても健康じゃないとそもそもできないですもんね。」

三嶽社長:「そう。ヘルスケアという分野で長期的な視野に立った時に、まちづくりのためには自分たちの健康や生活を考える、そして子どもたちの将来も視野に入れた環境づくりを見据えていくというのは重要です。できればそういう視点をもった自治体さんと、一緒に長期的なまちづくりの支援ができればいいなと思いますね。」

あわえ:「ありがとうございます。これからも企業のみなさんが期待する、自治体さんとの出会いの場をつくり続けていきます。」

三嶽社長:「今後も興味深い自治体と出会える、面白いマッチングイベント、期待しています。」

 

 

三嶽社長、吉村様、お忙しいところインタビューへご協力くださり誠にありがとうございました。
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本件に関するお問い合わせ:https://awae.co.jp/contact/

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