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Ikumiオーガニックトマトファーム農業体験記

こんにちは、あわえ広報室の永島です!

きれいな海に魅了され、徳島県に移住し1か月。あわえに入社して1週間。毎日が目まぐるしく変化する中で、研修として1泊2日で農業体験に行ってきました!

 

今回お伺いしたのは、高知県東洋町にある「Ikumiオーガニックトマトファーム」。
トマト好きが高じてトマト農家になった北岡さんは、もともとは関東出身で、トマトの育ちやすい環境を求めて高知県に移住してきたそうです。オーガニックトマトを1年中出荷する大変さも楽しさもたくさん教えてくださいました。

オーガニックと向き合う

朝8時にファームに到着し、体験の内容をお伺いすると「2日間、カビの生えてしまった葉を取る作業をお願いします。」とのこと。トマトが大好きな私は、まだその大変さを知らず、トマトに囲まれた2日間なんて幸せだな~楽しみだな~とのんきに考えておりました。

 

作業に取り掛かる前に渡されたのは、何やらコードがつながった不思議なはさみ。

 

刃先についた鉄板へ電気を流すためにコードがついていて、熱で消毒しながら使用できる優れモノなんだとか。

カビの生えた葉を切ったはさみで次の株を切ると、樹液を介してウイルスや細菌をうつしてしまうそう。本来であれば塩素で消毒しながら使うのですが、オーガニックと謳うためには薬品は一切使用できないので、このはさみを使用しているそうです。

オーガニック、すごい。

 

準備が整ったところで、さっそくトマトハウスの中へ。

中に入ると、予想をはるかに超えるトマトの量に驚きました!

カビの生えた葉がどのようなものなのか、どこから切ればよいのかを伺い、いざ作業スタート。

開始10分で滝のような汗が流れ、開始1時間でへとへとに疲れていました。農業って大変だ…私がいつもぱくぱく食べている野菜たちは、農家の方々のこんな苦労があったんだ…と、能天気な自分を叱りながら、10時の休憩までの2時間、トマトと向き合い、自分と向き合い、黙々と作業しました。

カビの生えてしまった葉

※灰色かび病(糸状菌のカビによって引き起こされる伝染性の病気)

 

10時になり休憩で外に出ると、気持ちの良い風と美しい景色が迎えてくれました。

お茶を飲んでひとやすみしたら、またすぐに作業開始です。

休憩以降は、少しずつ作業にも暑さにも慣れ、ハウスの外から聞こえてくる鳥のさえずりや、かすかに聞こえてくる波の音をBGMにしながら黙々と作業を続けました。

 

作業に慣れてきて楽しそうな私です

 

お昼は、ハウスの中に植えてあるコンパニオンプランツ(一緒に植えると病気や害虫の被害にあいにくくなったり、生育がよくなったりするといわれている作物のこと)のバジルと、ファームで育ったトマトを使って、北岡さんがパスタを作ってくださいました。

バジルの鼻に抜ける香りと甘酸っぱいトマトの香りは、採れたてだからこそのフレッシュさでとてもとてもおいしかったです。

 

 

日本の農業について

午後もひたすら午前中と同様、葉の除去作業を黙々と行い、17時に業務終了。

 

「疲れを癒しに行こう!」と、北岡さんが、近くにある温泉施設に連れて行ってくださいました。宍喰海岸が目の前に見える絶景のお風呂につかり、労働後の温泉は世界一~~~と大それたことを思いながら癒しのひと時を過ごしました。

 

幸せな気持ちでお風呂を後にし家に帰ると、キンキンに冷えたビールが!

 

たくさん汗をかいた後のビールは最高で、大人の幸せとはこのことか~~~と北岡さんと共に幸せをかみしめながら、がぶがぶ飲ませていただきました(笑)

夜ごはんには、冷やしトマト、イノシシのレバーやイタドリの和え物、地元の半田そうめんを使ったチャンプルーなど…ご馳走をご用意いただきました!何を食べてもおいしかった!!!

 

お腹が満たされた後は、日本の農業についていろいろなことを教えていただきました。

 

私はスーパーでできる限り安い野菜を探して買ってしまうのですが、北岡さんに言わせるとそれはナンセンスだそう。「安い野菜が作られることの背景を考えたことをあるか?」と問われてはっとしました。「安い野菜はどのように生産されているのか、労働環境は?生育環境は?など、安いには安いなりの理由があることを忘れないでほしい。みんながみんな安い野菜を購入していては、日本の農家の価値、レベルがどんどん下がっていく。購買者の意識が変わらなければ、日本の農業は衰退していく一方だよ。」と…。

私は今まで生産の背景というものを全く知らず、「安い」という事象にとらわれて視野が狭くなっていたのだと気づきました。

ヨーロッパや諸外国では、オーガニックに価値を見出す購買者が増え、比例してオーガニックの農家が増えているそうです。それに対し日本は、安さを基準に購入する人が多いので、早く安く大量に生産する野菜ばかりが市場に出回っているのが現状だとか。

 

「購買者の意識から変えなければ…」というお話は、自分の行動が日本のおいしい野菜をなくしてしまう可能性があることに恐怖を感じるとともに、自身の行動を改めよう、と実感する大きなきっかけになりました。

 

農業だけでなく、障碍者雇用制度や移住の話、趣味の話まで…深い討論を繰り返していると、あっという間に日付は変わっていました。

 

まだまだ聞きたいことがあるけれど、明日の作業のために!と名残惜しい気持ちを残して就寝。外から聞こえるカエルの大合唱が心地よく、1日の疲れもありぐっすり眠りました。

 

研修2日目は、カビの生えた葉の除去とともに、咲き終わった花を取る作業も行いました。しぼんだ花が実の下についたままだと実が腐ってしまうため、ひとつひとつ地道に取り続けることが大切なのだそうです。

実の下についているのがしぼんだ花。これをひとつひとつ取っていきます。

 

お昼には鹿肉を使ったトマトカレーをいただきました!せっかくオーガニックファームに来てくれたんだから…と、カレールーや人工調味料を使用せず、トマトとスパイスで作ってくださったカレーは、カレー屋さんにもなれるのでは…と感激するおいしさでした。

あっという間に17時になり研修が終わると、達成感と共に心地よい疲労感を感じました。大変だけど、手をかけたからこそ出会える景色があることをひしひしと感じた研修でした。

 

まとめ

 

移住してこなかったら、見ることも知ることもなかったであろう経験を毎日のようにさせていただいています。

地方に移住して感じることは、人と人とのつながりがとっても深いということ。作業が終わってハウスの外に出ると、よそから来た私にも「おつかれー--!」と軽トラから満開の笑顔で声をかけてくださったり、作りすぎたからあげるよ~と野菜をいただいたり…。

こんなに素敵な田舎の暮らしが、少子高齢化や人口流出で失われつつある。そんな地方を元気にして、地方の力で日本を元気にするというビジョンを掲げるあわえの役割の重大さを日々感じています。

地方の素敵さをもっと沢山の人に知ってもらうために自分のできることと日々向き合い、毎日を大切に過ごしたいと思っています。

 

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