KAZUFUMI YOSHIDA
吉田 和史
PLACE
東京
株式会社あわえ 取締役 執行役員
地方創生推進部 部長
ローカル・インテグレーター
プロフィール
1990年徳島県徳島市生まれ。兵庫県立大学経営学部事業支援学科卒業。新卒でIT関連のコンサルティングに入社。民間企業への営業、コンサルティング、研修、IT導入サポートなどを行う。入社3年目以降から、この経験を活かし、「小さくてもいいから事業を作りたい」「どこかの企業にコンサルではなくいち社員として入り、会社を良くしたい」という気持ちが芽生え、株式会社あわえに入社。入社後は、地域人材育成事業の統括を行い、徳島県だけではなく全国に地域活性化事業を広げていく地方創生推進部の立ち上げと拡大を行い、300に迫る自治体を支援し、160社以上の企業を全国に誘致している。
趣味:漫画鑑賞、格闘技鑑賞 、料理
入社の経緯
東京で放送された「NONFIX」というテレビ番組であわえの特集を見て、入社を決意。その番組は、飲食店の素人(吉田代表)が都会で磨いたビジネスセンスをもとに産直が併設されているレストランをプロデュースし、開店するまでをドキュメンタリーで追っていくという内容でした。そこで、「徳島県美波町やあわえは0から事業を始められる場所(機会)だ!」「こんな海の近くで漁師のおっちゃんと酒を毎晩飲むような生活をしてみたい!」という2つの大きな気持ちが芽生え、次の日には「あわえ」に電話をしていました。
社内での担当
全国の自治体向けに地域活性化に関する事業の企画・推進を行う部署の責任者として組織運営、メンバー育成、社内調整などを行っています。また、新規事業や広報などの他部署との連携推進なども力を入れています。ローカル・インテグレーターという新たな価値観を提唱し、その実現をするため日々奮闘しています。
ローカル・インテグレーターの原点
あわえの自治体支援は、技術と地域課題をつなげて地域や人に変化を起こし、新しい価値を提供することです。地域で起業・創業できる人あるいは技術を呼び、地域の課題をつなぎ、解決に導く役割を担います。営業だけでもコンサルだけでもない、これまでにない職業として捉えているので、新しくローカル・インテグレーターとして定義しました。
もともと、あわえはこの業務を美波町で培ったノウハウを提供することと考えていましたが、この仕事をローカル・インテグレーターと捉え直したことで、それだけではなく地方と都市部の人・技術を結びつけ解決に導くには何が本当に必要かを考えるようになり、マッチングイベントや個別企業訪問、企業版ふるさと納税事業支援など新しい商材が生まれています。
ローカル・インテグレーターの仕事
まずは自治体にあわえを知ってもらうことです。自治体向けの地方創生に関連するセミナーや勉強会を開催し、あわえの取り組みをお伝えします。そこで個別に各地域の悩みをお伺いし、サテライトオフィス誘致支援、マッチングイベント、
デュアルスクール、企業版ふるさと納税募集支援、コミュニティマネージャーなどの各種支援業務を提案します。支援を始めるまでもそうですが、契約を結び支援を始めた後の方が難易度はかなり上がります。自治体と二人三脚で取り組むのはもちろん、自治体側を向いているだけではダメです。必要とされている技術や人材に出会うために、企業や移住・転職希望者などともコンタクトをとるなど並行して進めなければなりません。もちろん全てのマッチングが100%うまくいくわけではないですが、そのコンタクトは別の自治体への紹介につながることもあり、財産にもなりますので無駄にはなりません。
仕事のやりがい
なんといっても、圧倒的な成長と日本を地方から元気にしているという実感ですね!地方での仕事や地域活性化の仕事は幅広くゼネラリストのスペシャリストとなることが求められるので都市部で仕事をするよりもできることが増えます。また、担い手の少なさから裁量を持った仕事をマネージャーとして実施することができるので、その重圧とできない自分から逃げなければいくらでも成長できます。また、人がいないコワーキングや放置された地域課題が解決されていく様は本当にやりがいを感じます。縁側に座っているおばあちゃんから「最近、若い子よおけ歩いてるな!にいちゃんらが連れてきよんやろ?賑やかなってええわぁ」と言ってもらえたことは僕の心の財産にもなっています。こんな微力な自分でも地方を良くできる!日本を良くできると実感できます。また、当社のお客様は自治体がメインであり、いろんな地域にいく機会があります。この仕事をしていなかったら出会うことが無かったであろう日本の地方と出会い、そこで美しい景観、知られていない食、素敵な人と出会うことができるのも魅力ですね!