SHOGO HAYAKAWA
早川 尚吾
PLACE
海陽
事業開発室 室長
プロフィール
南山大学在学中から、いつかは起業したいと思案。起業する前に、特定の分野だけではなく大きなモノやお金の流れを把握したいという思いから商社へ入社。海外赴任も経験し、このまま商社でのキャリアを積んでも起業にはつながらないと思い、新しいチャレンジを模索。都会でというよりも、地方で泥くさく起業したい、誰も手を付けていない分野にチャレンジしたいと考えていました。そんな時に縁あって美波町を知ったことで、当時あわえのプロジェクトの一環として行っていた「美波クリエイターズスクール」に在籍することを決意し、あわえに入社しました。
起業から4足のわらじへ
起業のスタートをきれる素材を探しながら、地域ブランド発信アドバイザーとして海陽町を舞台に地域活性化に取り組みました。半年後の2016年には「地方創生から日本創生を。」モットーにする一般社団法人Disportを立ち上げ、翌々年の2018年には株式会社リブルという牡蠣の養殖事業の会社を起業しました。一旦は自身の起業した会社に集中するためにあわえを離れたものの、吉田代表の闘病をきっかけにあわえと再び関わることを決意し、あわえの事業開発室 室長、あわえグループのミライの学校 理事、牡蠣養殖に取り組むリブルの代表、そして早川都市計画 事業開発部 部長と4つの法人に関わっています。
事業の掛け持ちについて
複数のビジネスに関わっているからこそ、違う景色が見えることがあります。あわえとリブルでいえば、あわえは地方創生でリブルは水産と、それぞれの分野が違うからこそ、関わる方の雰囲気や考え方も異なります。その経験があるからこそ、あわえでは起業人としての目線を語れたり、水産に関わったことのある職員さんと話しが弾んだりと、自分だからこそできる価値提供ができていると思います。ただ、複数の事業に関わるということは、それぞれの働く場所へ移動しなければならないということにもつながるので、物理的な課題はまだまだあるのが現状です。
海陽町での子育て
環境としてはとてもいいと思います。会社のメンバーや地域のみなさんが“大きな家族”として、子どもたちを互いに見守りあう仕組みができているので、安心して子育てができると感じています。出張も多いので、会社のメンバーの家族に預かってもらえるので安心して行けますし、他メンバーの出張の時には自分たちが預かったりと、助け合っています。また、子どもたちにとっても働く親が近くにいるため、仕事をしている背中を見せることができるのも、
とてもいいことなのではないかと思っています。
地域づくりに関わる仕事のやりがい
「型がない」ことですね。しきたりとかルールはありますが、ビジネスを新しく起こすというチャレンジができるのが醍醐味です。もし失敗しても、またチャレンジすればいい。地方はチャレンジする人が少ないので、住民の方からの何かおもしろいことやってよという期待も感じつつ、楽しみながらチャレンジし続けています。